第七回EDHカード紹介: 《不朽の理想/Enduring Ideal》
2015年11月23日 TCG全般不定期更新連載シリーズ「EDHカード紹介」も7回目。第2回からカードタイプごとにお気に入りの一枚を思い思いに紹介し続けてきたがそれも今回で終わりだ。
最後はインスタント・ソーサリー。
MtGにおいてクリーチャーに次ぐゲームの華であり決闘魔道士たる我らの腕の見せ所、「魔法」である。
自身の身を守るために、自軍の兵を鼓舞するために、仇為す獣を屠るために、道塞ぐ敵を打ち倒すために繰り広げられる十重二十重の魔法戦の緊張感は一度味わうと忘れられるものではない。
だがEDHでは主役とはなりがたいカードであるのもまた事実。
補助動作・予備動作であることが多く、戦局を左右するカードも所詮は一過性のもの。マナを増やすだけでは、カードを引くだけでは、生物を滅ぼすだけでは、追加ターンを1度得るだけではゲームには勝利できない。常に何か他の力を借りて初めて勝利への道につながるのがこのインスタント・ソーサリーなのだ。
友人たちによるカード紹介記事もその多くが「勝利への道を拓くカード」である。
だが、多元宇宙にあふれる無限の秘術の中には戦術兵器級の大魔法が存在する。
その1枚のためにデッキが作られ、その1枚で全てを終わらせる必殺の呪文が。
まさにプレインズウォーカーの奥義である5枚のスペルが。
青に《変身/Polymorph》
黒に《むかつき/Ad Nauseam》
赤に《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》
緑に《歯と爪/Tooth and Nail》
そして白の《不朽の理想/Enduring Ideal》である。
白以外の4種については最早語るまでもない「必殺」である(リンク先にまとめられている記事の中にも《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》についての記事があるので参考にしていただきたい)。
そこで今回の紹介は白の「必殺」についてだ。
伝説のソーサリーとしてデザインされた「歴伝」サイクルの中でも最強の1枚。
先ほど「奥義」という言葉を用いたが、まさにプレインズウォーカーの紋章を得る呪文といっても差支えない。というか除去のできない上にサーチ先の条件がない《結界師ズアー/Zur the Enchanter》が弱いわけがない。
どんなエンチャントも踏み倒して戦場に出すことができるため、エンチャントを利用した様々なコンボを狙うことができる。
エンチャントを利用した即死コンボは《血なまぐさい結合/Sanguine Bond》と《極上の血/Exquisite Blood》が有名だろうか。
即死ではないが強力なロックコンボも存在する。《独房監禁/Solitary Confinement》+《ネクロポーテンス/Necropotence》や《鳩散らし/Dovescape》+《謙虚/Humility》+《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》、《停滞/Stasis》+《宿命/Kismet》あたりが現実的だろうか。
《停滞/Stasis》+《宿命/Kismet》は《分散する宝珠/Dispersing Orb》と《ニクスの星原/Starfield of Nyx》を追加することでロックを半永久的に維持できるようになる上に、これらはすべてエンチャントであるので《不朽の理想/Enduring Ideal》でそろえることが可能である。
もちろん《全知/Omniscience》も出すことは可能だが歴伝のせいでせいぜい信心を数えるくらいにしか使えない。エンチャントであるタッサを顕現させたいのなら《Invoke Prejudice》が信心4且つ凶悪な妨害エンチャントなのでそちらを優先したい。
ここで紹介したカードはすべて青・白・黒のエンチャントだがこの青・黒共に呪文のサーチに長けているので《不朽の理想/Enduring Ideal》自体のサーチはもちろん白のサーチも含めた“銀の弾丸”戦術を可能としてくれるため非常に相性がいい。
そして、青がいるときは必ず《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》からマナを出して撃つことをお忘れなく。
関連記事まとめを兼ねた記事:第七回EDHカード紹介記事:《長期計画/Long-Term Plans》
http://9thtailmohumohu.diarynote.jp/201511162125276924/
最後はインスタント・ソーサリー。
MtGにおいてクリーチャーに次ぐゲームの華であり決闘魔道士たる我らの腕の見せ所、「魔法」である。
自身の身を守るために、自軍の兵を鼓舞するために、仇為す獣を屠るために、道塞ぐ敵を打ち倒すために繰り広げられる十重二十重の魔法戦の緊張感は一度味わうと忘れられるものではない。
だがEDHでは主役とはなりがたいカードであるのもまた事実。
補助動作・予備動作であることが多く、戦局を左右するカードも所詮は一過性のもの。マナを増やすだけでは、カードを引くだけでは、生物を滅ぼすだけでは、追加ターンを1度得るだけではゲームには勝利できない。常に何か他の力を借りて初めて勝利への道につながるのがこのインスタント・ソーサリーなのだ。
友人たちによるカード紹介記事もその多くが「勝利への道を拓くカード」である。
だが、多元宇宙にあふれる無限の秘術の中には戦術兵器級の大魔法が存在する。
その1枚のためにデッキが作られ、その1枚で全てを終わらせる必殺の呪文が。
まさにプレインズウォーカーの奥義である5枚のスペルが。
青に《変身/Polymorph》
黒に《むかつき/Ad Nauseam》
赤に《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》
緑に《歯と爪/Tooth and Nail》
そして白の《不朽の理想/Enduring Ideal》である。
白以外の4種については最早語るまでもない「必殺」である(リンク先にまとめられている記事の中にも《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》についての記事があるので参考にしていただきたい)。
そこで今回の紹介は白の「必殺」についてだ。
《不朽の理想/Enduring Ideal》
あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文を唱えられない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
伝説のソーサリーとしてデザインされた「歴伝」サイクルの中でも最強の1枚。
先ほど「奥義」という言葉を用いたが、まさにプレインズウォーカーの紋章を得る呪文といっても差支えない。というか除去のできない上にサーチ先の条件がない《結界師ズアー/Zur the Enchanter》が弱いわけがない。
どんなエンチャントも踏み倒して戦場に出すことができるため、エンチャントを利用した様々なコンボを狙うことができる。
エンチャントを利用した即死コンボは《血なまぐさい結合/Sanguine Bond》と《極上の血/Exquisite Blood》が有名だろうか。
即死ではないが強力なロックコンボも存在する。《独房監禁/Solitary Confinement》+《ネクロポーテンス/Necropotence》や《鳩散らし/Dovescape》+《謙虚/Humility》+《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》、《停滞/Stasis》+《宿命/Kismet》あたりが現実的だろうか。
《停滞/Stasis》+《宿命/Kismet》は《分散する宝珠/Dispersing Orb》と《ニクスの星原/Starfield of Nyx》を追加することでロックを半永久的に維持できるようになる上に、これらはすべてエンチャントであるので《不朽の理想/Enduring Ideal》でそろえることが可能である。
もちろん《全知/Omniscience》も出すことは可能だが歴伝のせいでせいぜい信心を数えるくらいにしか使えない。エンチャントであるタッサを顕現させたいのなら《Invoke Prejudice》が信心4且つ凶悪な妨害エンチャントなのでそちらを優先したい。
ここで紹介したカードはすべて青・白・黒のエンチャントだがこの青・黒共に呪文のサーチに長けているので《不朽の理想/Enduring Ideal》自体のサーチはもちろん白のサーチも含めた“銀の弾丸”戦術を可能としてくれるため非常に相性がいい。
そして、青がいるときは必ず《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》からマナを出して撃つことをお忘れなく。
関連記事まとめを兼ねた記事:第七回EDHカード紹介記事:《長期計画/Long-Term Plans》
http://9thtailmohumohu.diarynote.jp/201511162125276924/
コメント